作った家系図を、どう残すか。
家系図は、作ったあとが長いものです。30年後に読めるかを考えて残し方を決めると、手間が無駄になりません。
紙で残す
紙のいちばんの強みは、何十年たっても、道具なしで読めることです。データのように形式が古くなりません。
- 普通紙より、保存に向く紙を選ぶ。 中性紙(ちゅうせいし)と書かれたものは、黄ばみにくく長持ちします
- 直射日光と湿気を避ける。 押し入れの上のほうより、温度が変わりにくい場所がよいです
- 1枚だけにしない。 コピーを取って、別の家にも1部置いておく
紙の弱いところは、直せないことです。新しく分かったことを書き足すたびに作り直しになります。
データで残す
データは直すのが楽ですが、放っておくと読めなくなります。 次の3つを決めておいてください。
- どこに置くか… 端末の中だけにしない。クラウドと合わせて2か所以上
- どの形式で出せるか… 使っているアプリやソフトが無くなっても読める形(PDF・画像・テキスト)でも書き出しておく
- 誰がパスワードを知っているか… 本人しか開けないデータは、本人がいなくなると誰も開けません
年に1回、開いてみる。 これが一番効きます。開けなくなっていることに、早く気づけます。
写真と古い書類
古い写真は、まず写真に撮ってデータにしておくと安心です。原本が傷んでも、内容は残ります。
- 撮るときは、明るいところで、正面から。斜めから撮ると、あとで読みにくくなります
- 裏に書いてある文字も撮る。 撮影年や名前が書かれていることがあります
- 戸籍の写しは、家系図と一緒に保管する。取り直すには手数料と時間がかかります
「誰が持っているか」を決めておく
家系図でいちばん多い行き違いは、どれが最新か分からなくなることです。何人かがそれぞれ直すと、内容の違うものが増えていきます。
次のどちらかを決めておくと防げます。
- まとめ役を1人決める。 直したいことはその人に伝え、その人が反映する
- 全員が同じものを見る形にする。 それぞれが直しても1つに保たれる仕組みを使う
次の代へ引き継ぐ
引き継ぐときに、次の3つを添えておくと、受け取った人が困りません。
- どこまで確かめたか… 戸籍で確かめた部分と、人から聞いた部分を分けて書く
- どこで行き詰まったか… 「◯◯家の戸籍は廃棄済みだった」と書いてあれば、同じ調べ直しをせずに済みます
- 誰に聞いたか… その人がご存命なら、続きを聞けます
家系図は、完成させるものというより、代ごとに少しずつ足していくものです。途中であることを、そのまま残しておくのがいちばん親切です。
空欄は、親族に聞いて埋められます
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